今年1月27日にデビューEP『A Moment to Break』をリリースした、アメリカはカリフォルニア州のベイエリア出身で現在22歳の新人シンガー・ソングライター、Jamie Lynn Noon(ジェイミー・リン・ヌーン)。
EPの制作に関わったのはベテランプロデューサー、Kevin Harrisとグラミー賞受賞経験のあるエンジニア、Brian Gardner(Christina Aguilera, Avril Lavigne)の2人。
2人がプロデュースを手がけ、Jamie自身も作曲などで積極的に関わり、出来上がった楽曲が6曲。
また、デビューEPリリース以前には、グラミー/オスカーにノミネートされたこともあるプロデューサー/ソングライター、Jud Friedman(Whitney Houston)がプロデュースした楽曲"Til Ya Make It"が、大ヒットTVドラマ「Saints and Sinners」に使用されたりしている。
そんな彼女が02年にリリースした4枚目のアルバム『Break On Through』からのサード・シングルで、ジャーマン・チャート3位という彼女自身過去最高位を記録した"Rockin' on Heaven's Floor"をご紹介。
アルバムとしてもジャーマン・チャート6位と、彼女自身最高位を記録しているのですが、中でもこの楽曲が特に最高にロックしててカッコいい曲です。
今年3月には自身7枚目となるアルバム『Undress to the Beat』をリリースしているジャネット。
まだ彼女をご存じない方には是非、ニュー・アルバムの楽曲も凄く聴きやすくカッコ良くてオススメですが、その前に今回ご紹介した"Rockin' on Heaven's Floor"を聴いてもらいたいです。
"QUEEN of ZOUK"などとも呼ばれる彼女の音楽は、彼女の出身地でもあるパリ経由でカリブ海に位置するマルティニーク等へ広まった、フレンチ・カリビアンのトラディショナル・ミュージック、ズーク(ZOUK)。
Perle Lama なんかも同様の音楽ですが、今回紹介するソーミアはPerleとはまた少し趣が違って、フランス独特の浮揚感とカリブのグルーヴ感が合わさったズークにRnBがプラスされ、そこに彼女独特の切なさを帯びた歌声が乗っかってくる。
独特の、でもとても耳触りが良く、スッと体に溶け込んでくるかのように聴きやすい音楽です。
同年、同レーベルよりデビュー・アルバム『Over the Rainbow』をリリース。世界中で25万枚以上を売り上げ、母国UKではアルバム・チャート35位だったものの、香港、韓国、タイのアジア圏3カ国で1位を獲得。
そして、09年5月、満を持しての日本デビューとなった。
僕自身もコニーちゃんのことは、番組に出た当時にYouTubeにアップされた動画を見て知りました。本当に、当時6歳とは思えないぐらい歌唱力云々というよりも、人の心を掴んで離さない感動を覚える歌声でした。
アルバムでも、レゲエの大御所であるボブ・マーリーの#4"Three Little Birds"や、若き日のマイケル・ジャクソンが歌った"Ben"、ホイットニー・ヒューストンの名バラード曲である"I Will Always Love You"など、誰もが一度は耳にしたことのあるスタンダードナンバー的な曲が多いのですが、当時6歳とは思えないぐらい見事に歌いきっています。
『Britain's Got Talent』のファイナルで"Over the Rainbow"を歌った場面は、正にドラマの最終回のワンシーンが如く感動を覚えたものです。
レオナ・ルイスが20年に一度の奇跡なら、コニー・タルボットは100年に一度の軌跡、かもしれません。
05年、「La Academia」というメキシコのアメリカン・アイドル的なオーディション番組のシーズン4に出場し、ファイナリストにまで残る。
これがきっかけでデビューを勝ち取り、デビュー・アルバム『La Voz de un Ángel』をリリース。メキシコで、100万枚超える大ヒットを記録した。
また、デビュー・アルバムからのシングル"Ángel"と"La Maldita Primavera"が、ともにメキシコ・チャートで1位を記録している。
1983年1月28日生まれ、現在26歳の姉サンディ(Sandy Leah Lima)と1984年4月11日生まれ、現在24歳の弟ジュニオール(Durval de Lima Junior)の2人による、ブラジルで国民的人気を誇る美形姉弟ポップ・デュオ、Sandy e Junior(サンディ&ジュニオール)。
セルタネージョ(ブラジルのカントリーにも似た音楽)の最高峰といえるデュオ、シタンジーニョ&ショロロー(Chitãozinho and Xororó)のショロローが彼らの父親。その父親が「TVに出てみたい」との2人の願いを叶えるため、TV局に連れて行き、そこで司会者からのリクエストに応えリハーサルなしで1曲を見事に歌いあげたことが、Sandy e Juniorデビューのきっかけ。
91年、彼らが8歳、7歳の時にデビュー・アルバム『Aniversário do Tatu』をリリースし、23万枚のセールスを記録。
これ以後、毎年1年というハイペースで新作を発表しており、毎回数十万枚~数百万枚という驚異的なセールスを記録し続け、国民的アイドルの人気を欲しいままにしている。
そんな彼らが、00年にリリースし250万枚を売り上げた通算9枚目のアルバム『As Quatro Estações』からのシングルで、ブラジル・チャート1位を記録したシングル"Imortal"をPVでご紹介。
06年、彼女が14歳の時にクリスマス・アルバム『We've Got Christmas』でデビュー。
そして08年、オリジナル・アルバムとなる『No Average Angel』をリリース、ビルボード・チャート「Northeast New Artist Heatseekers Chart」で1位を獲得し、一躍ティーンの憧れの的となった。
同アルバムのシングル"No Average Angel"と"Hurry Up And Save Me"が、全米で人気のティーン・アイドルであるSelena Gomez(セレナ・ゴメス)が主演した映画「Another Cinderella Story」のサウンド・トラックにも収録されています。
エイミー・ワインハウスと同じA&Rにその才能を見出され、08年にIsland Recordsと契約。同年、デビュー・アルバム『LESSONS TO BE LEARNED』をリリース。
オーストラリアのグラミーといえるARIA AWARDSで、その年最多となる6部門ノミネートし、その6部門全てで受賞を飾るという快挙を成し遂げた。
09年にはUKのBRIT Awardsにも「Best International Female Artist」でノミネートされている。
また、SugababesのUKツアー「Change Tour」にもサポートとして参加するなど、UKでの活躍も目覚ましい。
しかし彼女はヴォーカルだけでなく、ソングライティングのセンスも持っていて、今月リリースしたKelly Clarkson(ケリー・クラークソン)のニュー・アルバム『All I Ever Wanted』(日本盤は25日発売予定)にも曲("Can We Go Back")を提供しています。
ただ、この曲は日本盤のみの収録となっているので、結構貴重です。
個人的に好きな楽曲は、デビュー・シングルの"Wakin' Up To Love"と"BALOONS"です。
弾けるようなエッジの効いたソウルフルな歌声と、アコースティックなサウンドがいい。
そして、同年Lucky Earよりリリースしたセルフタイトルのアルバム「Meiko」が、ビルボード・チャート「Top Heatseekers」で14位を記録、同アルバムからのシングル"Boys With Girlfriends"が、iTunes Folk Songで1位を記録。
インディーズなので、まだまだあまり知られてはいないアーティストですが、個人的にはこういうフォーク系で、中低音がきれいな歌声の人が好きです。そういう点ではこのミーコはかなりツボにはまっています。
特にお気に入りは、iTunesで1位を記録した"Boys With Girlfriends"です。是非、一度は聞いてもらいたい心に残る一曲です。
Mike Gossin(Vo/G)
Tom Gossin(Vo/G)
Cheyenne Kimball(Vo/Mandolin)
Rachel Reinart(Vo)
という、男女4人。
さて、ここで女性アーティスト好きな方なら「あれっ!?」と思うことでしょう。
そう、06年にEpic Recordsから『The Day Has Come』でデビューし、"Hanging On"などのスマッシュ・ヒットを飛ばしたCheyenne Kimball(シャイアン・キンボール)がメンバーにいるんですよっ!
最後に、ビルボードのカントリー・チャートにもランクイン中の"Wild at Heart"のPVをご紹介。サビに入る前の、じょじょに盛り上がっていく部分が個人的に好きです。
純粋なコテコテのカントリーではなく、テイラー・スウィフトやリアン・ライムスのようにポップ・フレイヴァーな、耳触りが良く清々しいカントリー・ポップ/ロックです。
そこで月2回行われる新人によるライブ「New York's Songwriters' Circle(ニューヨーク・ソングライター・サークル)」が主催のコンテスト「New York's established Songwriters' Circle competition 2007」で、数千人が応募してきた中で、見事ファイナリストに輝き、3位に入賞。
そして、ルートはソングライティング・スキルを磨くために、Jeff Trott(Sheryl Crow, Stevie Nicksなど)、The Matrix(Avril Lavigneなど)、Guy Erez(Ryan Cabreraなど)と一緒に曲作りをしてきた。
ルートと、長年の友人でもあるPaul Buono(ポール・ブオーノ)が共同でプロデュースを手がけ、エグゼクティブ・プロデューサーにはトミ・サッカリー(Janitaなど)を迎え、デビュー・アルバムのレコーディングを行ってきた。
そして完成したのが、インターナショナル・デビューとなるアルバム『Music of the City』。
日本盤には、オリジナルに加えボーナス・トラックとして2曲の新曲が追加、そして「ゴースト」のリミックス・バージョン(Remixed by Magellan)を収録。
彼女自身が主演、同名の主題歌を歌った映画『フェーム(Fame)』で一躍スターダムにのし上がる。そして、続く映画『フラッシュダンス(Flashdance)』の同名主題歌"Flashdance... What A Feeling"で、全米一位を獲得。アカデミー歌曲賞、グラミー賞(最優秀女性歌唱賞)などを受賞し、世界中で大ヒットとなる。
厳密に言うと、"Fame"と"What a Feeling"の2曲で全米一位("Fame"はUS Danceチャートで。)を獲得しているので、一発屋ではなかったわけですが、ほとんどの人が"What a Feeling"しか知らないでしょう。それ程、この曲の印象が強かったですし、日本でも83年にTVドラマ「スチュワーデス物語」で、麻倉未稀がカヴァーしていたり、最近では安室奈美恵がリリースした「60s 70s 80s」でもカヴァーされていたりと、知らない人はいないのではないかと思うぐらい耳にする機会が多い。
映画『フラッシュダンス』では、アイリーンの他にドナ・サマーも"Romeo"のヒットを残した訳ですが、彼女は未だにシーンの最前線で活躍しています。
アイリーン・キャラは、"What a Feeling"以降ヒットを残しておらず、現代の若い人たちには彼女の名前はほとんど知られていないでしょう。
曲だけでなく、できれば彼女の名前もその心に刻んでいってもらいたい、80年代を代表する女性シンガーです。
Record Of The Year : 『Please Read The Letter』 / Robert Plant & Alison Krauss(ロバート・プラント、アリソン・クラウス) Album Of The Year : 『Raising Sand』 Robert Plant & Alison Krauss Best New Artist : Adele(アデル)
◆ティズニー・チャンネルでの活躍 デミは、昨年ディズニー・チャンネルで放送された映画『キャンプ・ロック』のヒロイン・ミッチー役で大ブレイク。 マイリーは、06年にディズニー・チャンネルで放映されたテレビドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』の主人公マイリー・スチュワート役で、ドラマのシナリオと同じく彼女自身も一躍全米で人気のアイドルに。 セレナは、『ウェイバリー通りのウィザードたち(Wizards of Waverly Place(07年))』 アレックス・ルソー役で主演。 エミリーは、『ハンナ・モンタナ』で主人公マイリーの親友リリーを熱演。
◆4人の繋がり
ディズニー系のアイドルという以外にも、彼女らには何かしらの繋がりがある。
まず、セレナも主役級ではないが『ハンナ・モンタナ』でマイリー、エミリー達と共演していたり、デミとセレナが大親友だったり、デミとセレナが同じHollywood Recordsの所属だったり、エミリーがマイリーの父ビリー・レイがリリースしたアルバム『Home at Last』収録の"You've Got a Friend"で一緒に歌っていたり、セレナとエミリーが映画『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』で共演したりと、彼女たちには色んな繋がりがあったりもする。