Saint Lou Lou （セイント・ルールー）

シャンテール

Saint Lou Lou Official Site

セイント・ルールー（Saint Lou Lou）は、主にスウェーデンのストックホルムとオーストラリアのシドニーで活動している、エレクトラとミランダ・ヤンソン・キルビー（Elektra & Miranda Jansson-Kilbey）の双子姉妹からなるエレクトロ-ポップ/ロック・デュオ。

The Guardian

同じ女性デュオということで、同じくスウェーデンで活動する姉妹デュオのGraafやWonderland、さらには姉妹ではないがロシアの女性デュオ、t.A.T.u.や先日全米デビューを果たした同じくストックホルム出身のシンガー、Amanda Mairまでもが引き合いに出されているスウェーデン期待の女性デュオだ。

Mister Mister / Wonderland

Give It Up / Graaf

Not Gonna Get Us / t.A.T.u.

まだシンガーとしては正式なデビュー前ということもあり、あまり詳しいプロフィールは分かりませんが、二人とも90年代後半から00年代にかけて映画にも出演するなど女優としての活動もあるようで、しっかりIMDbにも（本名と両親の名前が紹介されているぐらいだが）登録はされている。

Under The Milky Way / The Church

父親はオーストラリアのARIA Award（オーストラリアでグラミー賞に相当する音楽賞）を受賞したこともあるサイケデリック・ロックバンド、ザ・チャーチ（The Church）のヴォーカリストでギターリスト、ソングライターでもあるスティーヴ・キルビー（Steve Kilbey）。

そして母親は、同じくソングライターでありスティーヴのソロデビュー・アルバム『Unearthed』ではギター、ギーボード、ヴォーカルとしても参加しているカリン・ヤンソン（Karin Jansson）という音楽一家。

両親が共にミュージシャンということもあり、幼い頃から世界各地を頻繁に転々とするという、子どもには少々過酷な生活を強いられてきたミランダとエレクトラ。住む場所が違えば風習も変わるし、色々と大変な苦労もしたであろうことは想像に難くない。

しかし、そんな過酷な生活でのつらい出来事が着実に彼女たちの女優としての演技や現在のシンガーとしての表現力、個性というものに影響を与えているという。

今月、8月27日にリリースとなるデビュー・シングル"Maybe You"が、フランスはパリに拠点を置くクリエイター集団であり音楽レーベルでもあるKITSUNEから発売される予定で、これがセイント・ルールーのワールドワイド・デビューともなる。デビュー・アルバムは2013年中にリリースされる予定。

まだこの1曲しか発表されていないのでなんともいえない部分もありますが、さすが良質なポップミュージックを量産しているスウェーデン発ということもあり、とても透き通っていて伸びやかで綺麗な歌声が聴いていて心が癒される。

本国のニュースサイトでは上で書いたように色んなアーティストが引き合いに出されていますが、個人的な感想を言えば歌声だけでいうとアメリカのSSW、レスリー・ミルズ(Leslie Mills)にも似たグルーヴを感じさせた。

ワールドワイド・デビューということで、いつか日本デビューしてくれることを心待ちにしつつ。

Unearthed
Steve Kilbey

（参考記事）
Saint Lou Lou (No 1,327) on The Guardian
Saint Lou Lou: ‘Maybe You’ on Scandipop

＜ Saint Lou Lou 公式サイト ＞
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