辛辣な歌詞、奇抜なファッションで注目を集めるUK出身NYで活動しているSSW、Neon Hitch (ニーオン・ヒッチ)

Neon Hitch Official Site

今年1月31日にリリースした、個人名義としてはデビュー・シングルとなる'Fu** U Betta'(Love U Betta)がビルボードチャート「US Hot Dance Club Songs」で1位を獲得し欧米を中心に注目を集めているイギリス、ロンドン出身のポップ/ダンス系シンガー・ソングライター、ニーオン・ヒッチNeon Hitch)。


ニーオン・ヒッチNeon Hitch)は、1986年3月25日生まれイギリス、ロンドン出身現在26歳のシンガー・ソングライター。

ニーオンが幼いころ父親が照明の仕事をしていたらしく、その照明が影響してなのか家が全焼。仕方なく、家族でストリート・パフォーマンスをしたり、宝石や服を売りにヨーロッパ全土を渡り歩く。そんなジプシーのような生活をしていたそうです。

また、彼女が4歳の頃から、Archaos Circus(アルカオス・サーカス)というフランスのサーカス団に所属し、旅を続けながら各地でパフォーマンスを披露していたとか。
そして10歳になる頃には詩や歌詞を書き始めつつ、10代のうちはサーカス団でブランコ乗りや炎を使った曲芸のトレーニングをしていたようです。
そうした彼女や家族のことがイギリスの大手メディア「BBC」に取り上げられ、ドキュメンタリーになったほど。

その後、数年間はインドにも住んでいたらしく、16歳でやっと一息ついてロンドンへと定住し、ようやく彼女の音楽活動が本格的にスタートすることになります。

2010年にリリー・アレン(Lily Allen)やケリー・クラークソン(Kelly Crackson)、最近ではリタ・オラ(Rita Ora)のソングライターとして有名なグレッグ・カースティン(Greg Kurstin)のプロデュースの元、デビュー・アルバム『Beg, Borrow, and Steal』のレコーディングが開始されました。
しかし、当時契約していたザ・ストリーツ(the Streets)のマイク・スキナー(Mike Skinner)、テッド・メイヘム(Ted Mayhem)によるレーベル「The Beats」が突然の解散。

その後、新たな契約先を求めてNYへと移り、現在のWarne Music Group傘下のWarner Bros.と無事に契約。

2011年にリリースされたジム・クラス・ヒーローズ(Gym Class Heroes)にフィーチャリングした'Ass Back Home'が、オーストラリアで1位、母国イギリスで9位、アイルランドで10位、そして移り住んだアメリカでも12位と北米を中心に一躍注目を集めることに。





そして2012年1月、ソロ名義としてはデビュー・シングルとなった'Fu** U Betta'(禁則ワード)が見事、アメリカのビルボード・チャート「US Hot Dance Club Songs」で1位を獲得!現在の活動拠点となるアメリカで人気沸騰中。





余談として、この'Fu** U Betta'という曲ですが、面白いのがこれのクリーン・バージョンとして'Love U Betta'という楽曲も存在しているところ。思えば、オーストラリアのSSWで日本デビューも果たしているアミエル(Amiel)のデビュー・シングル'Love Song'も、通常版とR指定のCensored版とが作られたりしました。禁則ワードを使っていたり、性的表現が強いような歌詞の楽曲は結構こうやって2つのバージョンが作られたりしています。





続く8月10日、アメリカの人気シンガー・ソングライターでありプロデューサーのブルーノ・マーズにより制作されたセカンド・シングル'Gold'(featuring Tyga)が、アメリカ、イギリスでドロップアウトされ音楽ファンの間で注目されています。


日本ではbmr.jpで少し紹介されているぐらいで、まだ数えるほどしか紹介している人もいないぐらい知られていないアーティスト、ニーオン・ヒッチ。
よく比較されるアーティストとして、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)が挙げられていますが、確かにファッションなど見た目の派手さや禁則ワードを使った辛辣な歌詞など似ている部分もあります。歌声でいうと声質的には、ブリトニーをもう少しキュートにしたような感じの声かなと。

上述のように若いころ世界各地を旅していたニーオンですが、そういった過去があっての影響なのか、ミュージック・ビデオを見ているとインドを思わせるような民族衣装っぽい格好をしていたり、ボンテージ風な格好だったりと、レディー・ガガ(Lady GaGa)程ではないにせよ結構奇抜なファッションが印象に残ります。


ブルーノ・マーズ、グレッグ・カースティン、そしてロドニー・ジャーキンスと大物プロデューサーが名を連ねるデビュー・アルバム『Beg, Borrow, and Steal』は絶賛制作中。まだリリース日も発表されておらず、全貌もまだまだ明かされていません。日本では、AmazonやiTunesで検索してもフィーチャリングした楽曲しか見つからないぐらいで。僕が先日Tumblrで紹介した記事が、日本語のページで検索すると上位にきてしまうぐらい日本での知名度はまだまだ低いです。

MVを見ていると歌声もさることながら、その肉付きの良いスタイルも男心をくすぐりそうなニーオン。これからの活躍から、色んな意味で目が離せません。







参考記事
Neon Hitch (Wikipedia)



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You Shine Like Gold - Tribute to Neon Hitch & Tyga

Love U Betta (Neon Hitch Tribute)

Ass Back Home

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