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Lindsey Stirling Official Site |
踊りながら演奏するヴァイオリニストとしてYouTubeを中心に人気のある、リンジー・スターリング(Lindsey Stirling)。
彼女のデビュー・アルバムが来月18日にリリース(タイトルは未定)されます。そして、合わせて初めてのアメリカ・ツアーが来月、彼女の誕生日の翌日22日からアメリカ、ニューミルフォード(コネチカット州)を皮切りにスタートします。
リンジー・スターリングは1986年9月21日生まれ、アメリカ、カリフォルニア州に位置するオレンジ郡(オレンジカウンティ)出身のヴァイオリニストであり、ミュージシャン、ダンサー、パフォーマー、コンポーザー(作曲家)と多方面で活躍している。
5歳になる頃から父親の影響でクラシックを聴くようになり、さらにはヴァイオリンを習い始めることになる。
12歳頃からはヴァイオリンの個人レッスンも受けはじめ、さらに腕に磨きをかけていくことになった。
16歳で今度はロックに目覚め、友人のロック・バンド「Stomp on Melvin」に参加。
これが後に人気を博することになる、YouTubeチャンネル「lindseystomp」の由来になることに。
その後も他のロック・バンドに参加したり、ロックの曲を書いたりしていた。
そんな彼女に転機が訪れたのは、2010年にアメリカズ・ゴット・タレント(America's Got Talent season 5)に参加したことだった。
ファイナリストまでにはいかなかったものの(Top48)見るものに鮮烈な印象を残した。
07年から「lindseystomp」名義で開設したYouTubeチャンネルが、アメリカズ・ゴット・タレントに出場したことで広く世界に知られるようになり視聴数が伸びて、2012年7月にトータル視聴回数が100ミリオン(1億回)を越えた。8月29日現在で、トータル視聴回数は1億2千万回を越えている。
ちなみに、他のアーティストのチャンネルをみてみると、アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)が約2億回、ビヨンセ(Beyonce)が4億5千万回、カーリー・レイジェプセン(Carly Rae Jepsen)が2億5千万回、そしてレディー・ガガ(Lady Gaga)は22億5千万回を越えている。
海外の女性ヴァイオリニストというと、ロック・ヴァイオリニストでありシンガーでもあるリリ・ヘイデン(Lili Haydn)、ヒップホップ・ヴァイオリニストのミリ・ベン=アリ(Miri Ben-Ari)、ロック・ヴァイオリニストのルチア・ミカレリィ(Lucia Micarelli)など、クラシックの素養にとらわれない、傍から見れば少し型破りともいえるスタイルのヴァイオリニストは少なからず存在する。
しかし、リンジーはまたこれらのヴァイオリニストとは一味違う。
wikiやその他のサイトを見ると、「ヒップホップ・ヴァイオリニスト」や「踊るヴァイオリニスト」等と言われていたりするのだが、個人的には「ミュージカル・ヴァイオリニスト」と表現したい。
後で紹介する動画を見て欲しいのだが、彼女はとにかく踊る、踊る、踊る!
足を高く上げたり、ステップを踏んだり、イナバウアーの如くに後ろに仰け反ったり、所狭しと踊る踊る。
踊っている様子がほんとに楽しそうで、見ている側にもそれが凄く伝わってくるし、何より彼女自身が一番楽しそうにしている。それがヴァイオリンの音色にも伝わってきて、音まで踊っているかのように思えるぐらい楽しそうに奏でる。
2010年、アメリカズ・ゴット・タレントに出場した後から非常にたくさんのシングルを発表しているリンジーだが、YouTubeでそれらの動画を見ると踊りもさることながら、色んな役柄を演じていて、さながらミュージカルでも見ているかのよう。
ゼルダやロード・オブ・ザ・リング、オペラ座の怪人など見るモノを惹きつけてやまない。
また、音楽的にもヴァイオリンの基本ともいうべきクラシックだけでなく、ダンスミュージック、ポップ、ヒップホップ、ダブステップなど非常に多様な曲を弾いている。
2012年8月現在までに19曲のシングルを発表しているリンジー。
その中でも個人的に好きな曲をピックアップしてご紹介。
リンジーの最新動画、オリジナル曲'Come With Us'.
ヴォーカルとしてCan't Stop Won't Stop、そしてビデオの出演者としてリンジーと同じくYouTubeで人気のあるシンガー、ティファニー・アルボード(Tiffany Alvord)らが参加しています。ヒップホップとクラシックが合わさった不思議な感じの楽曲。
オペラ座の怪人(Phantom of the Opera)をアレンジした楽曲。
7分と他の動画より少し長めですが、リンジーのヴァイオリン、ダンス、演技などいろんな要素が楽しめます。
曲もエレキギターやドラムと合わさってロックになったり、ハープと合奏してクラシック調になったりと視ていて飽きません。
2010年にリリースしたEP'Lindsey Stomp'に収録されている楽曲'Spontaneous Me'.
2分ちょっとと短めの曲なんですが、リンジーのダンシング・ヴァイオリニストとしての側面が楽しめる動画。
クラシック調の音楽ですが、リンジー自身も音もダンスしているかの如くに踊る、踊る。楽しい雰囲気です。
2011年、EPの後に発表されたシングル'Electric Daisy Violin'.
この動画でも踊る、踊る。こちらもベースはクラシック調の音楽ですが、'Lindsey Stomp'よりもさらにリズミカルで楽しい雰囲気の楽曲。彼女独特のリズミカルで飛び跳ねるようなグルーヴ感が楽しめる曲です。
任天堂の人気ゲーム「ゼルダの伝説」の曲をアレンジした楽曲メドレー。
僕自身25年来のゲーマーながら、ゼルダはプレイしたことなくて曲はほとんど知らないんですが、それでも聴いていて楽しめる内容です。
壮大な情景を思い起こす音色に、思わずその世界観に惹きこまれそうになる。
ダブステップをヴァイオリンで表現した楽曲'Crystallize'.
これが彼女が「ヒップホップ・ヴァイオリニスト」とも言われる由縁の曲でしょうか。
現在視聴回数が2千5百万回と圧倒的な支持を得ている楽曲です。
この他にも、ティファニー・アルボードが歌を披露しているニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)のカヴァー'Starships'やPCゲーム「Skyrim」の楽曲だったり、紹介しきれないぐらいイイ動画が掲載されていますので、できれば是非全て一度視聴してみてください。
< Lindsey Stirling 公式サイト >
Official Site
YouTube
1 コメント:
Write コメントアップ有難う御座います。リンジーさんの事を詳しく知ることが出来ました。
Reply本当に素晴らしいアーティストですね。「ミュージカル・ヴァイオリニスト」に賛成です。Fhantom of the operaが大好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=LQWG7rHprrg
ヘアースタイルも抜群ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=5h1OclVl8I8
ムーンウォークが魅力的です。