「
メロディ重視、ワールドワイド・デビューを果たすガールズ・ロック・バンド」
02年に結成されたフィンランドはヘルシンキ出身のガールズ・ロック・バンド、
Indica(インディカ)。
メンバーは、リード・ヴォーカルでヴァイオリン、キーボード、ギターまでこなす
Johanna“Jonsu”Salomaa(ヨンス)を筆頭に、
ベースとギター担当の
Heini、キーボードとクラリネット担当の
Sirkku、ギター担当の
Jenny、ドラム担当の
Lauraの5人。
03年にSonyBMG Finlandと契約し、翌04年にデビュー・アルバム『
Ikuinen virta』をリリース。フィンランド・チャート(Finnish Top 40)に、トータルで29週ランクインするという大ヒットを記録。
続く05年にリリースしたセカンド・アルバム『
Tuuliset Tienoot』も、これまた同チャートで27週ランクイン。
07年に3枚目となる『
Kadonnut puutarha』、08年には4枚目となる『
Valoissa』とコンスタントにアルバムをリリースし続けている。
そして09年、またもやニュー・アルバムをリリース予定。
しかも、Indicaとしては初となる英語曲で構成されたアルバムとなり、これがワールド・ワイド・デビューとなる。
そんなニュー・アルバムからの最新シングル"
Siren Song"が、彼女らの公式MySpaceにおいて公開中。
この曲では、リードVoを務めるJonsuがヴァイオリンを披露しており、このヴァイオリンの音色がとてもマッチした豪華絢爛な様相を模したサウンドとなっている。
メロディを重視したドラマティックなロック・サウンドと、キュートでいてセクシーなルックスで注目を集めるIndica。
同郷のバンド、ナイトウィッシュ(Nightwish)と親交が深く、彼らのシングル"Eramaan Viimeinen"のリード・ヴォーカルをJonsuが担当したり、お互いがツアーのサポートを務めあうなどしている。
このIndicaの特徴としては、やはりリードVoを務めるJonsuがヴァイオリンを弾いているということでしょうか。もちろん、彼女はヴァイオリンの他にギターやキーボードまでこなすので、ヴァイオリンを弾く曲というのは限られてくるのですが。
しかし、なかなかこういったバンドにヴァイオリンを弾けるメンバーがいるというのは、いないのではないでしょうか。ヴァイオリニストのLucia Micarelliが、Jethro Tulとコラボしたりはありますけども。
しかも、Jonsuは単にヴァイオリンを弾いているだけではなく、リード・ヴォーカルなんですよね。ここが、他とは違う変則的なところでしょう。
そして、Jonsu以外の4人もバッキング・ヴォーカルを務めるという、全員がヴォーカルでもあるガールズ・バンドなんです。
やはり、こんなに楽器があり音の幅があると、重厚感も増して、他を圧倒する音世界が広がりますね。さすが、メロディを重視しているバンドというだけあります。
そんなIndica、前述の通り、今年リリース予定のニュー・アルバムを契機に、一気に日本デビューも果たすかもしれません。ますます、今後が楽しみなバンドです。
◆公式リンク
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Indica OFFICIAL SITE
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Indica MySpace
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